縁結びの場
夫婦椿
この地は昔、金銀銅が採掘され、遠く九州から採掘指導者として働きに来ていたよそ者と呼ばれた男と、旧宇久須村の漁師の娘の間に恋が芽生え、夫婦石を逢い引きの場として密かに出会っていました。「よそ者には娘はやらぬ」と父親に反対された男は、この地に居られなくなり故郷へ帰ることになり、2人はせめてもの思い出として夫婦石の隣に紅白の椿を植え「夫婦椿」と名付けたのが由来です。その後石切り場とともに無くなってしまいましたが、この地を訪れる方々の縁結びの場として、地元の若衆が再現をし現在に至っています。